紙で包まれていたころのグーテンバンド

おもにごはんとおさけに関する雑記です

ロシア料理を作った

だいぶ前にロシア料理を作ったことを書くのをすっかり忘れていたので書く。

なぜ急にロシア料理を作ろうと思ったのかというと、単純に職場の近くにおいしいロシア料理屋を見つけて、一時期自分の中でロシア料理の小ブームが巻き起こったからです。

そのお店は、いわゆる現地の一般家庭の料理上手なお母さんといった人たちに日本でお店を任せて営業しているそう。なのでその味や見た目には気取ったところがあまりなく、いかにも家庭料理という感じなのが気に入っている。そしてとにかく驚くほどおいしい。

ロシア料理というと、有名なのでボルシチビーフストロガノフ、ピロシキなんかがある。ニシンやサーモンなんかもよく食べ、あまり馴染みがないわりに日本人の口にもよくあう味です。

私はここのボルシチビーフストロガノフが大好きで、ビーフストロガノフはなめらかなマッシュポテトと一緒に食べる。作ったのはその二つと、日本ではマイナーだが既視感はあるペリメニという料理。ペリメニというのは言ってしまえばロシア風水餃子のことで、スパイスやハーブを混ぜ込んだ肉をもちもちの皮に包み茹で、サワークリームをまぶして食べる料理です。ロシアでは、なんといってもあらゆる料理においてサワークリームが重要な役割を担うらしい。

この日はロシア料理を作ろうと思い立ち、買い物をして昼過ぎから作り始めた。これは時間がかかるぞという予感。

ボルシチのためのスネ肉を煮る。

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塩胡椒して(圧力鍋が怖いので)普通の鍋でホロホロになるまで灰汁を取りながら辛抱強く煮る。ローリエも入れる。

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野菜は玉ねぎ、にんじん、キャベツ、そしていちばん大事なビーツ。ビーツは缶のやつを使いました。ビーツ以外の野菜をバターで炒めて、十分肉がほろほろになったころに鍋に入れる。トマト缶、ビーツ、赤ワイン、コンソメを入れて塩胡椒で味を整える。サワークリームは器に持ってから忘れずに入れる。

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ペリメニはまず皮作り。なんとなく強力粉と薄力粉を半々使い、卵で練ってひとまとめにし、時が来るまで休ませておく。

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ペリメニの餡。挽き肉に塩、胡椒、玉ねぎ、クミン、ナツメグを入れた。こういうのはスパイシーな方がそれっぽい気がする。しょっぱくなるのを恐れて塩を控えめにすると味がしなくなるのでえいやっという気持ちで。塩味はここだけなのでつい控えめになりがち。

寝かせておいた生地を棒状に伸ばして1センチほど輪切りにカット。

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それを伸ばして生地に。

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包み方は餡をのせてぺたんと半分に折ったら端と端をくるんとくっつけます。

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形状がとてもかわいい。これを量産。

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沸かしたお湯にポトンと数個づつ落として浮き上がってくれば完成。こちらもサワークリームをまぶして食べる。

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ビーフストロガノフは簡単で、牛肉に小麦粉をまぶしてバターで炒めたら、玉ねぎとマッシュールーム、コンソメを加える。白ワインも入れ一煮立ちさせ、生クリームとサワークリーム1:1を混ぜ合わせ胡椒を振って完成。

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作っておいたマッシュポテトの上にかけて一緒に食べるのが現地流らしい。

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なんだか贅沢な食卓でとても良かった。

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今度はペリメニをラムで作ろうと思います。

ごちそうさまでした。